逆にわたしが教えてあげるくらいだった。このときわたしは痛感したのである。「不動産業者のなかに、一生懸命に本を読んで、不動産流通のシステムを変えようと勉強している人間なんかいやしない。自分で汗をかいて、新しいシステムが実践できるものかどうか試している人間なんかいやしない。彼らはラクをして儲けるチャンスを探しているだけなのだ」研究会では、結局、ラクをして儲けることを考えている人間を呼ばなくなった。それで、大勢の不動産業者が残らなくなってしまった。残ったわれわれは、異業種の方々を招いて勉強会を開いた。ソニーや松下電器産業などの電気機器メーカーの事業部長やシンボルアナリスト、あるいはコンピュータソフトウェア会社の経営者や幹部など、じつは、こういう人たちのほうが、不動産業者よりも、ずっと市場調査について勉強している。同業の不動産業者からはなにも学ぶことはなかったが、こういう異業種の方々からは大いに勉強させていただいた。わたしが同業の不動産業者に対して、絶望的ともいえるほどの諦めを抱いたのはこのときである。繰り返していうが、ほとんどの不動産業者というのは、ラクをして儲けることばかりを考えている。あなたが不動産を購入するために、不動産業者と交渉しなければならなくなったら、まずこの点を頭においていただきたい。これを忘れてしまったら、後悔の残る物件購入になるだろう。
ミサワMRDは東京の物件の掲載数が豊富です。物件選ぶのに困りません。