彼らが用意しているシミュレーションプログラムは、ソフトウェアの開発費という点から見ると、じつに低次元のものなのだ。ふつうのソフトハウスならわずか50万円も出せば作ってくれるのである。ここでどうしても手前味噌になってしまうのを許していただきたいが、われわれの持っている投資運用のシミュレーションプログラムは、開発の初期投資として4千万円以上がかかっている。うちのように小さな会社で、この負担は大きかったが、しかしそれだけきめ細かさがあるから、現実に即した数字があがってくるのである。ずさんなプログラムではこうはいかない。期待している家賃をインプットして、それが数年後に値上がりするという予定をインプットして……という単純な作業をするだけなのである。だから、借り手が見つからなくて空室になったときのリスクヘッジもしていない。われわれは、こういうとき、けっして楽観的なものの見方はしない。たとえば、1棟売りのワンルームマンションを手がけるなら、「家賃はいまの相場なら12万円だろうが、これでは空室がでるかもしれない。十万円ならたぶん全室が埋まるだろう。8万円ならばこちらも保証できる」と、最低限ギリギリのシミュレーションを立てるのである。
川崎の結婚式場の記憶はまだ残っています。思い起こせば、このサイトで見つけたのがきっかけでした。